映画版「空母いぶき」観に行ってきました

昨日、奥さんに唐突に「映画観に行かない?」と誘われ、マリノスの練習を見に行くことくらいしか考えていなかったため快諾して、横浜まで「空母いぶき」を見に行ってきました。

ビックコミックに現在も連載中のかわぐちかいじ氏の漫画が原作です。同名の漫画があることは存じておりましたが最近とんと雑誌を読まなくなったため、原作を読んだことはありません。ここ大事。原作比較の感情を全く入れる必要がないのでw それを踏まえて。
個人的には、そこそこ満足できるものだと思います。漫画を映画に落とし込む時点で、というか原作があったうえでの映画化は、感情だったりバックボーンだったりを丹念に書き込むことが出来ないんですもの。そこを最低限織り交ぜながら2時間弱のストーリーに再構築して映像化する。かなり大変ですよね。
だから、原作だからこその細かい描写を入れ込むのは基本的に難儀だという前提のもと、映画だったりドラマだったりは見ています。こういったところを考えるのが面倒だから基本的にはドラマは見ないんですけどねw

漫画の映画化は、原作で自分の頭の中でできている人物像を一回壊さなくてはいけなかったりするんだけど、俳優・女優さんの演技を素直に見てればそれでいいんじゃないかとも思っています。
嫁さん曰く「西島英俊と佐々木蔵之介が一緒に見れるんだよ?」と盛り上がっていたのでそれで十分ですw
個人的には本田翼がどういう立ち位置なのかを見てましたが…あぁ、そこね、とww

スノーボードを始めた時期と相まっていたので非常に気になる若手女優さんですw
原作にはない役柄だったということで…うん、まぁ。

見る前に公式サイトにすら行ってないので嫁さんからの二人の主役級の俳優さんを聞いたのと、観る前にポスターを拝見しただけ。錚々たる演者の皆様のお名前。で、見終わってからいろいろと検索するのが常なんですけど。

このエントリーを書きたくなった一つの理由がこれ。


原作をリスペクトするからこその言論なんでしょう。だけどね、あまりにも否定しすぎていると思うんです。そうじゃないと何故ここまで書けるのがわからない。ペンを執るのが仕事だとしても。
個人的に満足しうる作品だったものに対してのあまりに辛辣な論調。

…しかしこの辛辣さも、筆者がかわぐちかいじ先生の大ファンとして、先生を尊敬してやまない一念であることを再度書き加えておく。

と書かれていてもなんだかなぁという感想しか持てない。
なんでそんな感想を持つかというと、かわぐちかいじ先生、完成試写会とか参加されてるんですよね。それって、先生のお墨付きだと思うんですよ。自身の作品が実写化されて、技術的に可能になった今の時代だからこそなんだけど、イメージと違うのであれば参加せずに、「ちょっと違うんだよな…」を感じ取らせるのかなと個人的には思います。もっとも、かわぐち先生の人となりを知らないのでそういうことをされる方なのかどうかも分かりませんけど。それなりに満足されているので試写会参加されているものだと思っています。で、何が言いたいかというとファンと言っておきながらファンらしくないよね、と。先生がGO出したものを横から否定しまくって最後にいや、ファンだから言わせて、と。

ネット全盛の時代だからかくも簡単に論調できる(自分含めて)出来る。でも自戒を込めて言うとファンなら見守ることも大事だよね、と。マイナスイメージは増幅しやすいんだし、ファンを公言するのであれば、公開終了してから持論展開してもいいじゃん。興行成績に水を差すような立ち振る舞いは尊敬しているかわぐちかいじ先生にご迷惑になっているとは思いませんか?

エントリー書いている6月11日時点で間もなく10億円越えとか。普段は映画見ない人なのでこれがどれくらいの数字かわからないですけど、ネット見てると決して悪い数字ではないようなので一定のヒット作なのかと思います。それにしては、ファンという割には乱暴だなぁという感想を持ったので一気に書いてしまった次第です。

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